アスパラガス雌雄判定サービス

DNA検査により、アスパラガスの雌雄判別を行うサービスです。

<試料について>
・アスパラガス幼苗より採取した擬葉(1株あたり10本程度)
・アスパラガスの根(地上部が得られない場合、1株あがり50㎎程度)
・アスパラガス食用部分
いずれも可です

<検査方法>
SSM01マーカーによる雌雄判別
(CAPS法または他の方法によるSNPタイピング)

<検査に要する日数>
試料到着日よりおおむね1週間

<検査費用>
・基本料金(10試料分の検査費用を含む):25,000円(税別)
・10試料を超える1試料ごとに:2500円(税別)を追加
例:15試料(15株)の場合、25000円+2500×5=37500円(税別)

<ご依頼方法>
こちら よりお問い合わせください。

<解説>
アスパラガスの露地栽培では、雌株(XX)と比較して雄株(XY) の方がより生産性が高いこと、
圃場で雌雄の株が混植されると、結実した種子から発芽して雑草化してしまうことから、
『雄個体のみを生ずる種子集団(全雄品種)』の育成が好まれています。

全雄品種は、超雄株(YY)と雌株(XX)を交配することで育成されます。
しかしながら、超雄株(YY)と雄株(XY)を、 外見から識別することは困難です。

本サービスでは、通常の雌雄判別のみならず、「超雄株」の判別もいたします。
生産性の高い、アスパラガス全雄種子集団の迅速かつ確実な育成や、
全雄品種の純度検定などにお役立てください。
 

文献等

関連文献
Akahori, M., Kanno, A. Euphytica 218, 75 (2022). https://doi.org/10.1007/s10681-022-03029-5

知的財産権
 特開2022-138701

※本サービスは東北大学テクノアーチ(TLO)との契約により、特許使用許諾を得て実施します