すいすい通信 vol.45 2014年12月号
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☆ すいすい通信 ☆ vol.45 2014年12月3日配信
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こんにちは。リーゾのすいすい通信です。
最近、妙に寒いなあと思ったら、もう12月! 寒いわけです。
毎年底冷えの酷いリーゾ、今年は下に中華料理屋さんが入って緩和されたもの
の、それでも寒い・・・。
せめて気持ちだけは熱く、「すいすい通信」12月号をお届けします!
_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_ /_/_/
・特集・・・・・・・・・・・・・・・研究者のキャリアパスとしての起業
・コーヒーブレイク・・・・・・・・・・・・・・「リ・インベンション」
・こどもといっしょにサイエンス・・・・・・・・光(ひかり)もの実験!
・リーゾからのお知らせ
・編集後記
■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
研究者のキャリアパスとしての起業
通常、研究者がベンチャーを起業するというと、素晴らしい研究成果が特許に
なっていて、それを事業シーズとしてベンチャーキャピタルから多額の出資を
受け、数年後の株式上場を目指して華々しくスタートする、というイメージが
あります。ちょっと考えただけでもすぐ2、3社思い浮かぶと思いますが、こ
んなことができたら、ほんとに素晴らしいことですよね。
でも多くの「普通の」研究者には、このような華々しい起業は別世界の話。研
究業績はたくさんあっても、特許になっていなかったり、事業シーズとして弱
かったりします。
では、こんな普通の研究者には、起業の道はないのでしょうか?
そんなことはないのではないか?ということは、リーゾをご存知の読者の皆さ
んなら、うすうす感じていただけると思います。
リーゾを作った頃は、粗末な部屋で、廃棄品や中古品、家庭用品の代用で実験
していることが、恥ずかしくてたまりませんでした。信用を無くすのではと怖
くて、特にお客様(研究者さん)にはひた隠しにしてました。
でもあるとき逆に、「工夫すればこれだけできるということは、誇りにしてい
いんじゃないか?」と吹っ切り、いっそのこと貧乏を売りにしてしまおう!と
180度考えを変え、貧乏ラボならではの工夫をブログなどで積極的に紹介す
るようにしました。
そうこうしているうちに、「バイオハッカー」、「DIYバイオ」なんて言葉が
出てきて、個人レベルで実験や研究をすることが、ちょっとしたトレンドにな
っています(その筋のサイトでリーゾのことが紹介されていたりします)。
最近、研究者や、大学・大学院の学生向けにも、
「どうやってお金をかけずに分子生物学実験のできるラボを作れたのか」
「どうやったら運転資金を稼ぎながら好きな研究をすることができるのか」
というお話を、よく頼まれるのですが、研究内容の話では眠そうな学生でも、
「どうやって」の苦労話になると目を輝かせて聞き入ってくれます。
『好きな研究を続ける道として、こういうやり方もある』ということは、少し
大げさではありますが、研究者のキャリアパスのひとつとして考えてもいいか
もしれません。私の経験が、そのキャリアパスを少しでも安全確実に進むため
の誘導灯になるのであれば、隠すことは何もありません、喜んでお話しします。
お話ししている主な内容としては、
・不意の失業から、特許もお金もない状態で起業を選択したのはなぜか?
・お金をかけずに実験するには?
・あるものを最大限に利用して、ビジネスを考えるには?
・小さなビジネスをきちんと成功させるために大切なことは?
・なぜ研究者がビジネスに向いているのか?(←意外ですよね)
・「仕事」とはそもそもなんだろう?
・将来、起業したい人へのアドバイス(かなり実践的)
などを、対象となる人に応じてアレンジしながらお話ししています。
起業したい主婦が対象となる場合には、「主婦力がビジネスにどう生きるか?」
みたいなお話もしています。
リーゾを6年やってこれて、どうやら一人前の会社になれそうなところまで来
れたのは、先輩社長たちやお客様を始め、出会った全ての方に有形無形の支え
をいただけたおかげです。
感謝の気持ちは、「ペイフォワード」の精神で、次に起業していく方たちへの
支援としてお返ししていきたいと考えています。
つくばからの日帰り圏内しか行けませんが、もしお役に立てそうな機会があり
ましたら、ご連絡いただければうれしいです。
だいぶ古くなりましたが・・・
起業体験談をまとめた小冊子はこちらです(その後、もう少し成長してます)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00CHWAOIC
■ コ ー ヒ ー ブ レ イ ク ━━━━━━・・・・・‥‥‥………
「リ・インベンション」
『イノベーション』という言葉はよく耳にします。「技術革新」などと訳され、
従来のやり方とは全く異なる視点で改良・改善あるいは新規に生み出された技
術や、それを用いた製造や販売、サービスの提供方法のことを指すのが一般的
です。イノベーションなくして企業の発展はないと言われるくらい、重要な概
念です。
では、「リ・インベンション」とは何でしょうか?
直訳すれば、「再発明」。既存の製品やサービスを、新しい価値基準のもとで、
発明しなおすことを、イノベーションとは区別して呼ぶために提案された言葉
です。
(参考:「リ・インベンション 概念のブレークスルーをどう生み出すか」三
品和広+三品ゼミ著 東洋経済出版社刊)
リ・インベンションが、イノベーションと大きく異なる点は、プロダクトライ
フサイクルの成長期ではなく『成熟期』に有効であること、競合製品との差別
化ではなく『ニーズの変化や不合理な点への対応を目的とする』こと、高機能
化ではなく『新しい評価軸の創出によって差別化する』こと、測定可能な数値
ではなく『感性的なもので評価される』こと、その結果、製品やサービスが、
『固有名詞で語られる』こと、などが挙げられます。
分かりやすく言えば、携帯電話の高機能化がイノベーションなら、スマホの発
明はリ・インベンション。ゲーム機とスマホの関係も同じかもしれません。
つまり、イノベーションだけで競争していると、一時的には勝てても、最終的
にはコモディティ化により価格競争になって、参加者全員が疲弊し、結局『勝
者なき戦い』になってしまう・・・ということです。
そこで、脱イノベーション=リ・インベンション。
数値化できるパラメータの追加で戦うのではなく、全く新しい価値基準を創出
し、戦う土俵自体を変えてしまおう、というわけです。
iPadやスマホのようなすごい製品が作れるなら、リ・インベンション、やらな
い手はありませんよね。
では、どうしたらそんなことができるのでしょうか。
リ・インベンションに向くのはどんな製品や事業かというと、
?身の回りにあって、ふだん目を留めないようなもの(作られてから概ね25年
以上経っているもの)
?技術の進歩によって、使い勝手を劇的に引き上げる技術があるもの
?同じ製品に向けられる期待が変化しているもの
だそうです。
言い換えれば、長い間身近にあるもので、昔とは使う環境も使う目的も変化し
て、今の技術を使えばずっと便利になるのに誰もやってなかった・・・という
もの。
そして、その対象を、「誰に(顧客)」「何を(価値)」「どうやって」提供
するのかを、根本から考え直して、製品化していきます。
その過程で重要なポイントとなるのが、「細部へのこだわり」。よく、神は細
部に宿ると言いますが、製品自体はもちろん、名称、ロゴ、梱包形態、販売方
法、アフターサービスに至るまでの細かいところに、どれだけこだわれるか。
そしてそのこだわりに、相互矛盾しない確固とした一貫性を持たせられるか。
本気で注いだ情熱は、仕上がりのインテグリティ(統一性)に反映されて、製
品の魅力となり、顧客の心をしっかりつかむので、後発の安いコピー商品に対
する鉄壁の備えになる、と言います。
もうひとつの重要なポイントは、ユーザー=人間に対する温かいまなざしを、
開発の原点に持つということです。既存製品のコアユーザー「以外」の層や、
取り残されてしまったひとたちに目を向けることで、ヒントが得られることが
あるそうです。
なぜ「リ・インベンション」をご紹介したくなったのかは、これでおわかりい
ただけると思います。リーゾはとても小さい事業者ですから、既存製品の延長
線上では勝ち目がないどころか試合に参加することすら無理。
なので、「リ・インベンション」に近いことを自然とやってきました。
例えば核酸抽出試薬も、交配袋も、実験補助者育成も、よく考えてみれば、既
存のものとは評価軸自体が違うところで、つまりは敵がいない土俵で、戦う必
要のない事業をさせていただいているわけです。
(そうでない事業も実はいろいろ試してきたのですが、芽が出ないまま自然消
滅しています)
もちろん、リ・インベンションとて万能ではないですし、リーゾのビジネスが
そうであるように、敵がいないということはそもそもパイ自体が小さく、十分
な収益が望めない可能性もあります。
それでも、挑戦し続けなくては生き残れないいま、もしかしたら大企業ほど大
変なのかも・・・?と思ったりもします。
(蛇足ですが、「リ・インベンション」は、「イノベーション」に含まれる概
念を新しい言葉で言い換えただけ、という意見もあると思います。ここでご紹
介したことに「イノベーション」を否定する意図は全くないことを申し添えま
す)
ブログに、もう少し詳しい書籍紹介記事を載せました。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/21-079e.html
■ こどもといっしょに サ イ エ ン ス━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…
光(ひかり)もの実験!
児童館などで、サイエンスショーを行う活動をしているKUBOさんに、家庭でも
できるかんたんな理科実験を教えていただくシリーズ。
子供たちへの教え方のレポート&実践用アドバイスです。
8回目の今回は、クリスマスにぴったりの、光を使ったきれいな実験。LEDを
使ったイルミネーション工作も教えてもらいます。
今回のテーマはずばり、「光」。
まず、子供たちに「光ものってどんなもの?」と質問してみます。太陽、星、
たいまつ、ホタル、電球、蛍光灯などいろいろな答えが返ってきます。
自ら光を出して輝くものと、他からの光が当たることによって光って見えるも
のとがありますね。
では、光が当たることによって、ものはどう見えるのか、試してみましょう。
登場するのは、KUBOさんのアシスタント、赤、白、黄色、青、黒、ピンクなど
色とりどりのぬいぐるみたち(緑色はスリッパが出動)。
後ろにマグネットを仕込んであり、ホワイトボードに並べて貼り付けられます。
これを蛍光灯の光で見ると・・・もちろん、普通の色に見えます。
ぬいぐるみを指しながら、子供たちに「これは何色?」と尋ねると、声を揃え
て元気よく答えてくれます。
次に蛍光灯を消して(あらかじめお部屋の遮光カーテンを引いておきます)、
白熱電球をつけてみます。
見え方がちょっと変わり、さっきより少し赤みがかって見えます。
では、赤色LEDをつけてみるとどうでしょうか?
同じように子供たちに「これは何色?」と尋ねると、「あか!」「しろ!」
「ピンク!」などと、意見が分かれ、自信がなさそうな答え。実際のところ、
かなり難しいです。
では、「色あてゲーム」をしてみましょう。子供たちに紙コップを配ります。
紙コップには、黒いマジックで、あか、しろ、きいろ、みどり、あおと色の名
前が書いてあります。別に、赤、白、黄、緑、青の丸いシールを1枚ずつ配り
ます。そして、赤色LEDとボタン電池もひとつずつ配ります。
赤色LEDを点灯して部屋を暗くし、色の名前の隣に同じ色のシールを貼ってい
きます(実はよく見ようとしてLEDを近づけるほど難しいです)。
できたかな?
蛍光灯などの白い光だとだと色の区別がつきやすいのに、赤い光だと難しい。
どうしてだろう?
というわけで、白い光の正体を「分光シート」で探ります。
※ 分光シートは、とても細い筋がついているシートです。
細い筋に光が当たるといろいろな色に分かれるのです。
CDに光が当たると、虹色に見えるのと似ています。
分光シートで、白い光を見ると、虹のようにいろいろな色に分かれます。つま
り白い光は、いろいろな色の光の集まりなのですね。赤いぬいぐるみが赤く見
えるのは、赤以外の光を吸収して、赤近辺の光を反射するので赤く見えるので
す。
※ 色々な色が集まった蛍光灯・などの白い光を『白色光』といいます。
太陽や電球もそうです。
赤LEDなどの光は、『単色光』と言われています。
それではお待ちかね、イルミネーション工作です。
材料は、フィンガーファイバーライト、輪ゴム、インサートカップ(コーヒー
などを入れる使い捨ての容器)、プラスチック容器のふた(無色透明)、惣菜
用アルミケース、小さな洗濯ばさみ型クリップ。
ちなみにフィンガーファイバーライトは屋台の景品などで見かけるもので、フ
ァイバー部分は無理やり取り外して自己点滅型フルカラーLEDライトだけを使
います。
<作り方>
インサートカップにカラーマジックで好きな絵を描きます。
プラスチック容器のふたにも絵を描きます。
ふたに3個のクリップをつけて台にします。
ライトに輪ゴムをつけ、インサートカップの底にあけた切り口に輪ゴムをひっ
かけて中につるします。
出来上がったら、白い台か紙の上にセットして、お部屋を暗くして、スイッチ
オン!
ライトの光が白いカップを透過して、色とりどりの絵が浮き上がります。また、
カップの下には、ふたに描いた絵が映し出されます。
点滅するたびに、カップやふたに描いた絵の色が変わっていきます。ライトは
吊るされているので、光もゆらゆら揺れます。
みんなの分が一斉に点滅すると、ほんとうにクリスマスのイルミネーションみ
たいにそれはそれは綺麗です!
それでは、KUBOさんにインタビューです。
Q:この実験を思いついたきっかけは?
私は、『光もの』の実験が大好きなのですが、こどもたちに、白色光はいろん
な色の光の集まりで、そのために私たちは色とりどりの色を見ることができる
のだということを気付いてほしいなと思って考えました。
工作は、松村泰三さんの、「オーロラリウム」(学研:科学のたまご)を拝見
してその美しさに感動し、参考にさせてもらました。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~taizo/n_hp/bioa.html
Q:この実験教室を上手に行うコツは?
赤い光で、いろいろな色を見る実験は、出来るだけ、真っ暗な部屋で行うのが
いいです。
最近は、真っ暗な部屋というのがなかなかないのですよね。
学校だったら、体育館のステージの上でカーテンを引いたり。教室では農業用
ビニルシート(黒)を貼ったりして行っています。
Q:子どもたちの反応はいかがですか?
赤い光での観察は、最初は、いろいろな色のぬいぐるみで行うので、なかなか
楽しいのですが、実際に自分でやってみると、ちょっと戸惑う実験です。
こどもたちは、わかりにくい〜!などと言いながら、楽しんでくれますよ。
こどもたちが絵を描いて作ってくれるイルミネーションも、多彩でとってもき
れいです。
Q:おうちで行う方法は?
特別に、赤LEDを用意しなくても大丈夫なのですよ。
100円ショップには、この時期イルミネーションもたくさんありますね。
例えば青のイルミネーションで、赤白黄緑青のシールを観察するのも良いです
ね。もちろん自分が着ているお洋服を、単色光で観察するだけでも、びっくり
すると思いますよ。
工作も多くを用意しなくても大丈夫。
紙コップに色ペンで絵をかいて、紙コップの中に、単色光のライトを入れると
書いた絵の色が違って感じます。
ぜひ、やってみてくださいね。
下記ご紹介いただいたサイトのほかにも、いくつか工作などあるので、サイト
で『光もの』などで検索してみて下さい。
イルミネーション工作の詳しい作り方は、こちらをご覧ください。
(ページの中ほど、「The!光もの実験」に関連実験記事PDFがあります)
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/post-1.html
KUBOさん、ありがとうございました!
■ リ ー ゾ か ら の お し ら せ ━━━・・・・・‥‥‥………
○筑波大学で講演を行いました
11月26日、先導的研究者体験プログラム交流会にて『特許が無くても起業
ができる?! 渡り鳥ではなく、自分で巣(会社)を作って研究する方法』と
題した講演を行いました。
決して起業をお勧めするわけではなく、人生何があるかわからないので、万が
一のときに「自力で起業して研究を続けた人の話を昔、聞いたな」と思い出せ
ば絶望しなくてすむかもね、という趣旨で、体験談とアドバイスをお話ししま
した。学生さんからは、意外と現実的、実践的な部分の質問が次々と出て、も
しかして真剣に起業を考え始めちゃったのではないかと心配になるくらいでし
た。
終了後の茶話会の出席率も高く、本音トークに花が咲きました。筑波大の学生
さん、なかなか頼もしいです。
○実験補助者育成スペシャルセミナー申込受付開始
日時:来年1月28日(水)午前10時〜12時
場所:「つくばカピオ」3階・中会議室
定員:24名
受講料:2160円(税込)
申込:リーゾHP内の【専用お申込フォーム】をご利用ください
来春から働きたい主婦の皆さんに自信をつけていただき、研究業界で生き生き
働くお母さんをひとりでも多く生み出したいと思っています。
内容は、ワンコインセミナーの1回目「実験補助の概要」および4回目「応募
書類の書き方と面接のポイント」を、ワークを含め2時間に凝縮して行います。
詳細はこちら。
http://www.rizo.co.jp/seminer.html#ap_60
○美食同玄米の『えるふ農国』および『Amazon』での販売を開始しました
☆つくばイオン敷地内の農産物直売所『えるふ農国』で美食同玄米をお買い求
めいただけるようになりました。
150g入りテトラ(ギフト包装) 税込 540円
500g入り 税込 1080円
☆Amazonにも出品しております。
500g入り×1個
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00Q3ZKST4
500g入り×2個セット
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00Q3OT4I6
「玄米ごはん」のイメージを一新する美味しさを、ぜひ一度お試しください!
○リーゾのFacebookページのお知らせ
リーゾのページを作ってほぼ1年。記事の投稿(更新)にも慣れ、だいぶ充実
してきました。
ぜひ一度ご覧いただき、できれば「いいね!」していただけるとうれしいです。
(とりあえず「100いいね!」が目標です)
読者の皆様との交流の場にできればと思います。よろしくお願いします。
https://www.facebook.com/suisuirizo
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○魚沼栽培のコシヒカリつくば黒1号についてびっくりなご報告。穂が出たの
が8月末で、絶望的と言われていたにもかかわらず、収穫してみたらかなり普
通に実っていたことがわかりました(ほんとに「奇跡のお米」かも?)。一部
をいただきましたが、粒の大きさ、色、味わいなど、つくば産とはいろいろ違
うので、どうして?と興味深いです。とりあえず成分分析の結果が楽しみです。
○先日、橋本治版の「平家物語」全15巻を読了しました。歴史上の人物たち
が繰り返す、懸命の努力とその結果の栄華、そして破滅。「無常」の文学とさ
れていますが、全力で栄華を求める「過程」はこの上なく美しく輝くことに気
づきました(ビジネスでも、スポーツでも、たぶん研究でも同じかも)。
○平成26年のすいすい通信はこれで最後です。ちょっと早いですが、皆様、
良いお年をお迎えください。リーゾの賀状は例年通り控え、1月号にて新年の
ご挨拶をさせていただきます。
○最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも、リーゾと
すいすい通信をどうぞよろしくお願いいたします (も)
すいすい通信は、「株式会社リーゾ」のお客様、および関係者の皆様にお送り
しています。この号は495名様に配信しました。
お知り合いで、「すいすい通信」の配信を承認していただける方がいらっしゃ
いましたら、ぜひご紹介くださいますよう、お願いいたします。
【すいすい通信】
発 行 日:月1回・第1水曜日(予定)
発行開始日:2011年4月7日
ご意見ご感想、および本メールマガジンの解除はこちらまで
info(at)rizo.co.jp
【発行元】
株式会社リーゾ
〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-9-2-B201
TEL:029-852-9351 FAX:020-4623-5611
MAIL:info(at)rizo.co.jp
HP:http://www.rizo.co.jp/
※本メールは「MSゴシック」などの等幅フォントで最適に表示されます。
======================================================================
Copyright(C) Rizo Inc. All rights reserved.
☆ すいすい通信 ☆ vol.45 2014年12月3日配信
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こんにちは。リーゾのすいすい通信です。
最近、妙に寒いなあと思ったら、もう12月! 寒いわけです。
毎年底冷えの酷いリーゾ、今年は下に中華料理屋さんが入って緩和されたもの
の、それでも寒い・・・。
せめて気持ちだけは熱く、「すいすい通信」12月号をお届けします!
_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_ /_/_/
・特集・・・・・・・・・・・・・・・研究者のキャリアパスとしての起業
・コーヒーブレイク・・・・・・・・・・・・・・「リ・インベンション」
・こどもといっしょにサイエンス・・・・・・・・光(ひかり)もの実験!
・リーゾからのお知らせ
・編集後記
■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
研究者のキャリアパスとしての起業
通常、研究者がベンチャーを起業するというと、素晴らしい研究成果が特許に
なっていて、それを事業シーズとしてベンチャーキャピタルから多額の出資を
受け、数年後の株式上場を目指して華々しくスタートする、というイメージが
あります。ちょっと考えただけでもすぐ2、3社思い浮かぶと思いますが、こ
んなことができたら、ほんとに素晴らしいことですよね。
でも多くの「普通の」研究者には、このような華々しい起業は別世界の話。研
究業績はたくさんあっても、特許になっていなかったり、事業シーズとして弱
かったりします。
では、こんな普通の研究者には、起業の道はないのでしょうか?
そんなことはないのではないか?ということは、リーゾをご存知の読者の皆さ
んなら、うすうす感じていただけると思います。
リーゾを作った頃は、粗末な部屋で、廃棄品や中古品、家庭用品の代用で実験
していることが、恥ずかしくてたまりませんでした。信用を無くすのではと怖
くて、特にお客様(研究者さん)にはひた隠しにしてました。
でもあるとき逆に、「工夫すればこれだけできるということは、誇りにしてい
いんじゃないか?」と吹っ切り、いっそのこと貧乏を売りにしてしまおう!と
180度考えを変え、貧乏ラボならではの工夫をブログなどで積極的に紹介す
るようにしました。
そうこうしているうちに、「バイオハッカー」、「DIYバイオ」なんて言葉が
出てきて、個人レベルで実験や研究をすることが、ちょっとしたトレンドにな
っています(その筋のサイトでリーゾのことが紹介されていたりします)。
最近、研究者や、大学・大学院の学生向けにも、
「どうやってお金をかけずに分子生物学実験のできるラボを作れたのか」
「どうやったら運転資金を稼ぎながら好きな研究をすることができるのか」
というお話を、よく頼まれるのですが、研究内容の話では眠そうな学生でも、
「どうやって」の苦労話になると目を輝かせて聞き入ってくれます。
『好きな研究を続ける道として、こういうやり方もある』ということは、少し
大げさではありますが、研究者のキャリアパスのひとつとして考えてもいいか
もしれません。私の経験が、そのキャリアパスを少しでも安全確実に進むため
の誘導灯になるのであれば、隠すことは何もありません、喜んでお話しします。
お話ししている主な内容としては、
・不意の失業から、特許もお金もない状態で起業を選択したのはなぜか?
・お金をかけずに実験するには?
・あるものを最大限に利用して、ビジネスを考えるには?
・小さなビジネスをきちんと成功させるために大切なことは?
・なぜ研究者がビジネスに向いているのか?(←意外ですよね)
・「仕事」とはそもそもなんだろう?
・将来、起業したい人へのアドバイス(かなり実践的)
などを、対象となる人に応じてアレンジしながらお話ししています。
起業したい主婦が対象となる場合には、「主婦力がビジネスにどう生きるか?」
みたいなお話もしています。
リーゾを6年やってこれて、どうやら一人前の会社になれそうなところまで来
れたのは、先輩社長たちやお客様を始め、出会った全ての方に有形無形の支え
をいただけたおかげです。
感謝の気持ちは、「ペイフォワード」の精神で、次に起業していく方たちへの
支援としてお返ししていきたいと考えています。
つくばからの日帰り圏内しか行けませんが、もしお役に立てそうな機会があり
ましたら、ご連絡いただければうれしいです。
だいぶ古くなりましたが・・・
起業体験談をまとめた小冊子はこちらです(その後、もう少し成長してます)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00CHWAOIC
■ コ ー ヒ ー ブ レ イ ク ━━━━━━・・・・・‥‥‥………
「リ・インベンション」
『イノベーション』という言葉はよく耳にします。「技術革新」などと訳され、
従来のやり方とは全く異なる視点で改良・改善あるいは新規に生み出された技
術や、それを用いた製造や販売、サービスの提供方法のことを指すのが一般的
です。イノベーションなくして企業の発展はないと言われるくらい、重要な概
念です。
では、「リ・インベンション」とは何でしょうか?
直訳すれば、「再発明」。既存の製品やサービスを、新しい価値基準のもとで、
発明しなおすことを、イノベーションとは区別して呼ぶために提案された言葉
です。
(参考:「リ・インベンション 概念のブレークスルーをどう生み出すか」三
品和広+三品ゼミ著 東洋経済出版社刊)
リ・インベンションが、イノベーションと大きく異なる点は、プロダクトライ
フサイクルの成長期ではなく『成熟期』に有効であること、競合製品との差別
化ではなく『ニーズの変化や不合理な点への対応を目的とする』こと、高機能
化ではなく『新しい評価軸の創出によって差別化する』こと、測定可能な数値
ではなく『感性的なもので評価される』こと、その結果、製品やサービスが、
『固有名詞で語られる』こと、などが挙げられます。
分かりやすく言えば、携帯電話の高機能化がイノベーションなら、スマホの発
明はリ・インベンション。ゲーム機とスマホの関係も同じかもしれません。
つまり、イノベーションだけで競争していると、一時的には勝てても、最終的
にはコモディティ化により価格競争になって、参加者全員が疲弊し、結局『勝
者なき戦い』になってしまう・・・ということです。
そこで、脱イノベーション=リ・インベンション。
数値化できるパラメータの追加で戦うのではなく、全く新しい価値基準を創出
し、戦う土俵自体を変えてしまおう、というわけです。
iPadやスマホのようなすごい製品が作れるなら、リ・インベンション、やらな
い手はありませんよね。
では、どうしたらそんなことができるのでしょうか。
リ・インベンションに向くのはどんな製品や事業かというと、
?身の回りにあって、ふだん目を留めないようなもの(作られてから概ね25年
以上経っているもの)
?技術の進歩によって、使い勝手を劇的に引き上げる技術があるもの
?同じ製品に向けられる期待が変化しているもの
だそうです。
言い換えれば、長い間身近にあるもので、昔とは使う環境も使う目的も変化し
て、今の技術を使えばずっと便利になるのに誰もやってなかった・・・という
もの。
そして、その対象を、「誰に(顧客)」「何を(価値)」「どうやって」提供
するのかを、根本から考え直して、製品化していきます。
その過程で重要なポイントとなるのが、「細部へのこだわり」。よく、神は細
部に宿ると言いますが、製品自体はもちろん、名称、ロゴ、梱包形態、販売方
法、アフターサービスに至るまでの細かいところに、どれだけこだわれるか。
そしてそのこだわりに、相互矛盾しない確固とした一貫性を持たせられるか。
本気で注いだ情熱は、仕上がりのインテグリティ(統一性)に反映されて、製
品の魅力となり、顧客の心をしっかりつかむので、後発の安いコピー商品に対
する鉄壁の備えになる、と言います。
もうひとつの重要なポイントは、ユーザー=人間に対する温かいまなざしを、
開発の原点に持つということです。既存製品のコアユーザー「以外」の層や、
取り残されてしまったひとたちに目を向けることで、ヒントが得られることが
あるそうです。
なぜ「リ・インベンション」をご紹介したくなったのかは、これでおわかりい
ただけると思います。リーゾはとても小さい事業者ですから、既存製品の延長
線上では勝ち目がないどころか試合に参加することすら無理。
なので、「リ・インベンション」に近いことを自然とやってきました。
例えば核酸抽出試薬も、交配袋も、実験補助者育成も、よく考えてみれば、既
存のものとは評価軸自体が違うところで、つまりは敵がいない土俵で、戦う必
要のない事業をさせていただいているわけです。
(そうでない事業も実はいろいろ試してきたのですが、芽が出ないまま自然消
滅しています)
もちろん、リ・インベンションとて万能ではないですし、リーゾのビジネスが
そうであるように、敵がいないということはそもそもパイ自体が小さく、十分
な収益が望めない可能性もあります。
それでも、挑戦し続けなくては生き残れないいま、もしかしたら大企業ほど大
変なのかも・・・?と思ったりもします。
(蛇足ですが、「リ・インベンション」は、「イノベーション」に含まれる概
念を新しい言葉で言い換えただけ、という意見もあると思います。ここでご紹
介したことに「イノベーション」を否定する意図は全くないことを申し添えま
す)
ブログに、もう少し詳しい書籍紹介記事を載せました。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/21-079e.html
■ こどもといっしょに サ イ エ ン ス━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…
光(ひかり)もの実験!
児童館などで、サイエンスショーを行う活動をしているKUBOさんに、家庭でも
できるかんたんな理科実験を教えていただくシリーズ。
子供たちへの教え方のレポート&実践用アドバイスです。
8回目の今回は、クリスマスにぴったりの、光を使ったきれいな実験。LEDを
使ったイルミネーション工作も教えてもらいます。
今回のテーマはずばり、「光」。
まず、子供たちに「光ものってどんなもの?」と質問してみます。太陽、星、
たいまつ、ホタル、電球、蛍光灯などいろいろな答えが返ってきます。
自ら光を出して輝くものと、他からの光が当たることによって光って見えるも
のとがありますね。
では、光が当たることによって、ものはどう見えるのか、試してみましょう。
登場するのは、KUBOさんのアシスタント、赤、白、黄色、青、黒、ピンクなど
色とりどりのぬいぐるみたち(緑色はスリッパが出動)。
後ろにマグネットを仕込んであり、ホワイトボードに並べて貼り付けられます。
これを蛍光灯の光で見ると・・・もちろん、普通の色に見えます。
ぬいぐるみを指しながら、子供たちに「これは何色?」と尋ねると、声を揃え
て元気よく答えてくれます。
次に蛍光灯を消して(あらかじめお部屋の遮光カーテンを引いておきます)、
白熱電球をつけてみます。
見え方がちょっと変わり、さっきより少し赤みがかって見えます。
では、赤色LEDをつけてみるとどうでしょうか?
同じように子供たちに「これは何色?」と尋ねると、「あか!」「しろ!」
「ピンク!」などと、意見が分かれ、自信がなさそうな答え。実際のところ、
かなり難しいです。
では、「色あてゲーム」をしてみましょう。子供たちに紙コップを配ります。
紙コップには、黒いマジックで、あか、しろ、きいろ、みどり、あおと色の名
前が書いてあります。別に、赤、白、黄、緑、青の丸いシールを1枚ずつ配り
ます。そして、赤色LEDとボタン電池もひとつずつ配ります。
赤色LEDを点灯して部屋を暗くし、色の名前の隣に同じ色のシールを貼ってい
きます(実はよく見ようとしてLEDを近づけるほど難しいです)。
できたかな?
蛍光灯などの白い光だとだと色の区別がつきやすいのに、赤い光だと難しい。
どうしてだろう?
というわけで、白い光の正体を「分光シート」で探ります。
※ 分光シートは、とても細い筋がついているシートです。
細い筋に光が当たるといろいろな色に分かれるのです。
CDに光が当たると、虹色に見えるのと似ています。
分光シートで、白い光を見ると、虹のようにいろいろな色に分かれます。つま
り白い光は、いろいろな色の光の集まりなのですね。赤いぬいぐるみが赤く見
えるのは、赤以外の光を吸収して、赤近辺の光を反射するので赤く見えるので
す。
※ 色々な色が集まった蛍光灯・などの白い光を『白色光』といいます。
太陽や電球もそうです。
赤LEDなどの光は、『単色光』と言われています。
それではお待ちかね、イルミネーション工作です。
材料は、フィンガーファイバーライト、輪ゴム、インサートカップ(コーヒー
などを入れる使い捨ての容器)、プラスチック容器のふた(無色透明)、惣菜
用アルミケース、小さな洗濯ばさみ型クリップ。
ちなみにフィンガーファイバーライトは屋台の景品などで見かけるもので、フ
ァイバー部分は無理やり取り外して自己点滅型フルカラーLEDライトだけを使
います。
<作り方>
インサートカップにカラーマジックで好きな絵を描きます。
プラスチック容器のふたにも絵を描きます。
ふたに3個のクリップをつけて台にします。
ライトに輪ゴムをつけ、インサートカップの底にあけた切り口に輪ゴムをひっ
かけて中につるします。
出来上がったら、白い台か紙の上にセットして、お部屋を暗くして、スイッチ
オン!
ライトの光が白いカップを透過して、色とりどりの絵が浮き上がります。また、
カップの下には、ふたに描いた絵が映し出されます。
点滅するたびに、カップやふたに描いた絵の色が変わっていきます。ライトは
吊るされているので、光もゆらゆら揺れます。
みんなの分が一斉に点滅すると、ほんとうにクリスマスのイルミネーションみ
たいにそれはそれは綺麗です!
それでは、KUBOさんにインタビューです。
Q:この実験を思いついたきっかけは?
私は、『光もの』の実験が大好きなのですが、こどもたちに、白色光はいろん
な色の光の集まりで、そのために私たちは色とりどりの色を見ることができる
のだということを気付いてほしいなと思って考えました。
工作は、松村泰三さんの、「オーロラリウム」(学研:科学のたまご)を拝見
してその美しさに感動し、参考にさせてもらました。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~taizo/n_hp/bioa.html
Q:この実験教室を上手に行うコツは?
赤い光で、いろいろな色を見る実験は、出来るだけ、真っ暗な部屋で行うのが
いいです。
最近は、真っ暗な部屋というのがなかなかないのですよね。
学校だったら、体育館のステージの上でカーテンを引いたり。教室では農業用
ビニルシート(黒)を貼ったりして行っています。
Q:子どもたちの反応はいかがですか?
赤い光での観察は、最初は、いろいろな色のぬいぐるみで行うので、なかなか
楽しいのですが、実際に自分でやってみると、ちょっと戸惑う実験です。
こどもたちは、わかりにくい〜!などと言いながら、楽しんでくれますよ。
こどもたちが絵を描いて作ってくれるイルミネーションも、多彩でとってもき
れいです。
Q:おうちで行う方法は?
特別に、赤LEDを用意しなくても大丈夫なのですよ。
100円ショップには、この時期イルミネーションもたくさんありますね。
例えば青のイルミネーションで、赤白黄緑青のシールを観察するのも良いです
ね。もちろん自分が着ているお洋服を、単色光で観察するだけでも、びっくり
すると思いますよ。
工作も多くを用意しなくても大丈夫。
紙コップに色ペンで絵をかいて、紙コップの中に、単色光のライトを入れると
書いた絵の色が違って感じます。
ぜひ、やってみてくださいね。
下記ご紹介いただいたサイトのほかにも、いくつか工作などあるので、サイト
で『光もの』などで検索してみて下さい。
イルミネーション工作の詳しい作り方は、こちらをご覧ください。
(ページの中ほど、「The!光もの実験」に関連実験記事PDFがあります)
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/post-1.html
KUBOさん、ありがとうございました!
■ リ ー ゾ か ら の お し ら せ ━━━・・・・・‥‥‥………
○筑波大学で講演を行いました
11月26日、先導的研究者体験プログラム交流会にて『特許が無くても起業
ができる?! 渡り鳥ではなく、自分で巣(会社)を作って研究する方法』と
題した講演を行いました。
決して起業をお勧めするわけではなく、人生何があるかわからないので、万が
一のときに「自力で起業して研究を続けた人の話を昔、聞いたな」と思い出せ
ば絶望しなくてすむかもね、という趣旨で、体験談とアドバイスをお話ししま
した。学生さんからは、意外と現実的、実践的な部分の質問が次々と出て、も
しかして真剣に起業を考え始めちゃったのではないかと心配になるくらいでし
た。
終了後の茶話会の出席率も高く、本音トークに花が咲きました。筑波大の学生
さん、なかなか頼もしいです。
○実験補助者育成スペシャルセミナー申込受付開始
日時:来年1月28日(水)午前10時〜12時
場所:「つくばカピオ」3階・中会議室
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「玄米ごはん」のイメージを一新する美味しさを、ぜひ一度お試しください!
○リーゾのFacebookページのお知らせ
リーゾのページを作ってほぼ1年。記事の投稿(更新)にも慣れ、だいぶ充実
してきました。
ぜひ一度ご覧いただき、できれば「いいね!」していただけるとうれしいです。
(とりあえず「100いいね!」が目標です)
読者の皆様との交流の場にできればと思います。よろしくお願いします。
https://www.facebook.com/suisuirizo
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○魚沼栽培のコシヒカリつくば黒1号についてびっくりなご報告。穂が出たの
が8月末で、絶望的と言われていたにもかかわらず、収穫してみたらかなり普
通に実っていたことがわかりました(ほんとに「奇跡のお米」かも?)。一部
をいただきましたが、粒の大きさ、色、味わいなど、つくば産とはいろいろ違
うので、どうして?と興味深いです。とりあえず成分分析の結果が楽しみです。
○先日、橋本治版の「平家物語」全15巻を読了しました。歴史上の人物たち
が繰り返す、懸命の努力とその結果の栄華、そして破滅。「無常」の文学とさ
れていますが、全力で栄華を求める「過程」はこの上なく美しく輝くことに気
づきました(ビジネスでも、スポーツでも、たぶん研究でも同じかも)。
○平成26年のすいすい通信はこれで最後です。ちょっと早いですが、皆様、
良いお年をお迎えください。リーゾの賀状は例年通り控え、1月号にて新年の
ご挨拶をさせていただきます。
○最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも、リーゾと
すいすい通信をどうぞよろしくお願いいたします (も)
すいすい通信は、「株式会社リーゾ」のお客様、および関係者の皆様にお送り
しています。この号は495名様に配信しました。
お知り合いで、「すいすい通信」の配信を承認していただける方がいらっしゃ
いましたら、ぜひご紹介くださいますよう、お願いいたします。
【すいすい通信】
発 行 日:月1回・第1水曜日(予定)
発行開始日:2011年4月7日
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【発行元】
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