お問合わせ

すいすい通信 vol.33 2013年12月号

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   ☆  すいすい通信  ☆ vol.33 2013年12月4日配信 

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いつもご愛読ありがとうございます。
「すいすい通信」、12月号をお届けします!

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 ・特集・・・・・・・・・・・・・ドライイースト(酵母)からのDNA抽出
 ・コーヒーブレイク・・・・・・・・『締め切り』逆手に、サクサク仕事術
 ・りかじっけんレポート・・・・・・・・・6年「体のつくりとはたらき」
 ・リーゾからのお知らせ
 ・編集後記 


■ 特 集  ━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

ドライイースト(酵母)からのDNA抽出

お客様からのご依頼で、『ドライイースト』からのDNA抽出に挑戦しました。
酵母のDNA抽出法はすでに確立され、キットもたくさん出ていますが、それ
を使うのはちょっと悔しい・・・。
リーゾの「すいすいシリーズ」をベースにして、簡単に取れないだろうか?

というわけで、いろいろ試してみたところ、
・加工食品用「DNAすいすい-PF」と、
・細胞壁分解酵素「Zymolyase(ザイモリアーゼ)」の組み合わせで、
酵母のゲノムDNAが簡単に取れることがわかりました。

(1)ドライイースト数粒(5mgくらい)をチューブに取り、720μlのDNAすい
すい-PFで懸濁
(2)Zymolyase(50mg/1ml滅菌水、冷凍保存)80μlを加えて混ぜる
(3)37℃、30分
(4)フェノクロ処理
(5)上清500μlをイソプロパノール沈殿
(6)滅菌水100μlに溶解

以上です!
電気泳動、波形とも、OKでした。

このやり方で、1回に取れた量(RNAを含む計算値)は、約40μg。酵素処理の
時間を長くすると、もっとたくさん取れるようで、ためしに3日間置いたとき
には、350μgほど取れました。

RNase処理をしたい場合には、DNAすいすい-PFの組成から考えて、Zymolyase
処理と同時でいけるのでは?と思います(リーゾにはRNaseがないので試せま
せんでしたが・・・)。

コストを計算してみました。
DNAすいすい-PF  1本20,000円で125回 ⇒160円/回
Zymolyase(ナカライ) 1グラム10,000円で250回 ⇒40円/回
合計 200円/回。

あとは、フェノクロやイソプロ、エタノールなどが要ります。
安いかどうかよくわかりませんが、とりあえず、「簡単で早い」=すいすい
には当てはまりそうです。

酵母ゲノム・プラスミド抽出には市販のキットがすでにたくさんありますが、
ご参考になればと思い、ご紹介しました!

抽出工程、電気泳動、波形等、写真入りのブログ記事はこちらにあります。

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/dna-8883.html


■ コ ー ヒ ー ブ レ イ ク ━━━━━━・・・・・‥‥‥………
  
『締め切り』逆手に、サクサク仕事術

実験補助者育成講座の生徒さんで、最近ラボでのお仕事をはじめた方から、
「新しい実験に手間取り、時間内に仕事が終わらない。どうしたらいいか?」
というご相談を受けました。

初心者なのに、新しい実験をどんどん教えてもらえるなんて、それは優秀な証
拠ですよね。
悩んでもがいてがんばるうちにいつの間にか早くできるようになるもの。一時
的なものですよ、と激励しました。

とはいえ、がんばるにも方向性が欲しいかな、と思いいろいろ考えて、アドバ
イスしたことは、「作業ひとつひとつの時間を計ってみましょう!」というこ
と。
最初は時間がかかった作業が、だんだん短時間でできるようになるのは励みに
なりますし、
所要時間が見積もれることで、締め切りから逆算して作業の段取りを組めるよ
うになる効果もあります。

退社時間などの「締め切り」をあえて意識することで、仕事の効率が格段にア
ップして、評価も上がるしプライベートも充実できる。
というのは元トリンプ社長の吉越浩一郎さんが仰ってることですが、働く母親
なら、実感として「あるある」なのではないでしょうか?
 
試しに、実験や事務処理など、作業のひとつひとつの「所要時間」を計ってみ
てください。
ストップウオッチを持ち歩くのが面倒なら、ちらりと時計を見るだけでも十分
です。

例えば、PCRの反応液を調製してマシンにかけるところまでを10分でできる、
電気泳動して写真を撮るまで30分でできる、とわかっていれば、退社時間まで
半端に時間がある時にも、やりきれるかどうか迷わず判断できます(途中で時
間切れになると手痛い実験ですから)。

面白いことに、時間を計ろうとするだけで、スピードは確実に上がります。
自分自身にもいいところを見せたい気持ちが働くんでしょうか。だまされたと
思って、ぜひ「実験」してみてください。

ちなみに家事にも使えます。家を出る前にどれだけの仕事を片付けておけるか
で、帰宅後のゆとりがぜんぜん違い、大げさにいえば「生活の質」に関わって
くることですから、わずかな時間を無駄なく使いたいものです。
雑多な仕事に見える家事も、細分化して所要時間を割り出しておくと、わずか
なすきま時間に結構いろいろできることがわかりますよ!
(もちろん、わかっていても実践するのはなかなか・・・ですが。)

「締め切り」を意識して効率よく仕事する方法の詳細は「デッドライン仕事術」
(吉越浩一郎著)という本にまとめられています。
こちらの本では、それが自然にできている人として「働くお母さん」をほめて
くださっていて、常にいっぱいいっぱいの働く母でも、なんだか自信が持てて
うれしかったです。

「デッドライン仕事術」は、「創業を目指す方にお勧めの本」のひとつとして
ブログでもご紹介しています。

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-3075.html


受講生さんからのご相談(質問もう1件あり)とその回答は、ブログ記事にあ
ります。よかったら見てください。

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-b8d9.html

 

■ り か じ っ け ん レ ポ ー ト ━━━━・・・・・‥‥‥…

6年「体のつくりとはたらき」

小学校の理科実験に詳しいリーゾスタッフに聴くシリーズ。今回は、6年生の
「体のつくりとはたらき」の実験についてレポートします。

この単元のメインテーマは「動物が生きていくためには何が必要か?」。哲学
的ですが哲学とは無関係。「空気」「食べ物と水」「血液」にざっくりわけ、
それぞれについて実験や観察を行っていきます。

まずは「空気」。
酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出す、ということは、6年生は習ってませ
んが、教科書には「そんな話を聞いたことがある」「二酸化炭素なら調べ方を
習ったよね」という子供同士の会話が。

二酸化炭素の調べ方は、前の単元「ものの燃え方」で、石灰水と混ぜると白く
濁る、ということを習っているので、吐く息をビニール袋に集めて石灰水を混
ぜて濁ることを確認します。
「吸う息」の方は、目の前の空気をビニール袋に集めて同様に実験します。
(「吸う息」=「目の前の空気」とわかってもらうのが意外と難しい)

吸う息は濁らず、吐いた息は濁るわけですが、これはかなりはっきりと、違い
が目に見えるそうです。

酸素の方は、調べるのがちょっと難しく、「気体検知管」という道具を使いま
す。見た目はメスピペットのような、目盛りつきの管をポンプの先につけて、
ポンプを引いて空気を管に通すと、目盛の色が変わって酸素濃度を示す、とい
うものです。

これも、吸う息(そのへんの空気)と吐いた息(ビニールに集めておく)の2
通りを実験して違いを見ます。
だいたい、吸う息で21%、吐く息で17%くらいになります。

二酸化炭素用の検知管もあります。
こちらの方は、吸う息で0.03%以下、吐いた息で4%程度になります。
酸素が二酸化炭素になるわけですから、足すとどちらも約21%。
ご承知の通り、残りの79%のうちほとんどは「窒素」です。

ここまでの「落とし穴」は、

・理科室の石灰水はもとから濁っていることがある→ろ過して使う
・空気検知管用のポンプの台数が限られている→石灰水実験と交代でやる→
石灰水が先になった班は、ビニール袋がびしょびしょになる
・酸素用の検知管は高いのでクラス代表で1回しか実験できない
・酸素用の検知管はとても熱くなるので、ビニール袋の口を手で押さえてい
るとやけどする

などがあるそうです。

体の中で、酸素と二酸化炭素が交換されることを実感したところで、その仕組
み(肺の構造)について、教科書やDVDで学びます。

で、次に「食べ物と水」の実験へ・・・。

食べ物が消化される仕組みのなかで、一番実験しやすいもの、ということで定
番なのが、「ご飯粒を唾液と混ぜてヨウ素澱粉反応を見る」という実験です。
これは昔から変わりません。

が、昔は口の中でご飯をもぐもぐして、ぺっと出したもので実験してましたが、
今はそれは禁止!(いじめにつながる・・・とかいろいろ理由があるようです)

で、どうするかというと、ご飯粒をスライドグラスの上でつぶして広げておき、
そこにストローを通して唾液をたらして混ぜます。
というと簡単そうですが、「唾液をたらす」というのが実は難しいそうです。

まず、女子は気持ち悪がってやりたがらず、多くの場合じゃんけんで負けた男
子が担当することに。でも、プレッシャーを感じて出るものも出なくなり、し
まいに泣き出す子もいるとか・・・。

かといって、先生のをあげようか?と申し出ても、「いいです!」となかなか
受け入れてもらえず・・・難しい年頃の6年生です。

ご飯と唾液を混ぜたら、(ラボなら37℃のインキュベータに放り込むところ
ですが、ないので)「プリンカップ」(3個100円くらいのプリンの空き容
器)に45℃くらいのお湯を入れ、スライドグラスを上に置きます。
スライドグラスは、唾液ありとなしの2枚なので、ちょうどプリンカップに蓋
ができる状態になります。

5分〜10分置いたら、ヨウ素溶液をたらして色の変化を見ます。
ご飯粒だけの方は青紫色になります。
唾液と混ぜた方は、やはり青紫色がちになるのですが、澱粉が分解して黄色の
ままになっている部分があれば成功とします。

うまく差を出すためのポイントは、

・泡立ってない唾液(!)を使うこと
・できるだけ早く唾液を混ぜる→反応時間を確保する
・ご飯粒は半粒程度の少量にして、よくすりつぶす(つぶれていないところは
青紫のままになる)
・プリンカップを使う(なければスーパーで買ってきて食べる!)

ちなみにプリンカップは大きさが絶妙で、ビーカーを使うとスライドグラス2
枚では蓋ができず、またスライドグラスが中に落ちやすいのでダメだそうです。

この実験の落とし穴としては、唾液が出ないほかに、

・先生がご飯粒の用意を忘れる(こういうときに限って給食がパン)

がありがち・・・。
でも、ベテラン支援員さんには想定内。ちゃんと持参しておくので大丈夫です。

最後の「血液」については、生きたメダカのしっぽを顕微鏡で観察して血液の
流れを見ますが、DVDで代用のことが多いようです。
ちなみに、リーゾで飼っていた「透明金魚」が小学校の授業に登場し、大人気
を博したのもこの単元の時間でした。

ご飯をよくかむと甘く感じる、と言うのは今はわかりますが、子供の頃は甘く
感じる前に消滅して(飲み込んで)しまってよく分からなかった記憶がありま
す。

唾液の実験を「きもい!」と言ってしまう子供、
そう言われて唾液を出せず泣いてしまう子供。
どちらも気持ちはわかるけど、理系(生物系)の大人には切ない話ですね・・・。
唾液自体は極めて清潔で、かつ重要なものです(出なくなったらそれこそ大変!)。
生物系のプロたるもの、そのあたりをきちんと伝えなくちゃなあ、と感じました。

ほとんど同じ内容ですが、ブログでのご紹介記事はこちらです。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-c8f7.html

上記記事中でご紹介した「透明金魚くん、小学校へ」のブログ記事はこちらです

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-60b8.html
(現在は、透明金魚の貸し出しは行っていません)


■ リ ー ゾ か ら の お し ら せ ━━━・・・・・‥‥‥………


○NHK「あさイチ」に弊社製品がちらっと映りました

11月14日朝8時15分より放送されたNHK「あさイチ」冒頭の「女のニュ
ース」のコーナーで、弊社製品『美食同玄米』(コシヒカリつくば黒1号)
のパッケージが3秒ほど映りました。

テーマはクラウドソーシング。デザインを担当してくださった主婦デザイナ
ーさんの、仕事の例として取り上げていただきました。

証拠写真はお米のページの下の方、「マスコミ掲載等」にあります!
http://www.rizo.co.jp/ktk1.html


○実験補助セミナー

11月20日(水)10時半〜、つくば市二の宮1丁目「ワンコイン寺子屋」
にて、「応募書類の書き方と面接のポイント」のセミナーを行いました。

次回は12月18日(水)の同じ時間、同じ場所で、実験補助の仕事全般につ
いて知っていただく「ガイダンスセミナー」を行います。
お席はまだ余裕ありますので、ご興味ある方にぜひお知らせください。

セミナーの詳細はリーゾのHPをご覧ください。
http://rizo.co.jp/


○「主婦力」で羽ばたく! -プチ起業・再就職応援講座-
 
つくば市男女共同参画室が毎年開催している再就職活動応援セミナーにて、表
記の講座を担当させていただくことになりました。

日時:平成26年2月3日(月)10時〜12時
場所:つくば市役所内 会議室
定員:20名、保育つき(予定)

「主婦力」をキーワードに、再就職したい子育て中の女性の背中を押し、就業
への自信を高める、簡単な自己発見ワークつきの講座になる予定です。
詳細はつくば市のホームページ、広報つくば(1月号)、チラシ等にて。


■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○娘の通う児童館でのサイエンスショー(おもしろ!不思議?実験隊)のお手
伝いに行きました。今回は「光りモノ」。ぬいぐるみに色の違う光を当てて見
え方の違いを実感したり、偏光シートで光を分解したり、3色のLEDをプラカッ
プに入れたら白い光になる実験を見せたり。後半はLEDを使ったイルミネーショ
ンおもちゃの工作もありました。私もひとついただいたので、お手伝いもそこ
そこにおもちゃ作りに夢中になってしまいました。
最後に全員で光を灯し、部屋を暗くするとそれはそれはきれいでした!

「おもしろ!不思議?実験隊」のサイトはこちらです。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/

○SNPをPCRマーカーに変えるサービス「すにっぷすいすい」が人気です。ご依
頼がいくつも重なり、設計、PCR、電気泳動、データ整理と大忙し。リーゾスタ
ッフも、新しいことをいろいろ覚えなくてはならず大変そうです。
でも、この新鮮さが実験補助の仕事の『醍醐味』ともいえるわけで・・・。遠
慮せず、どんどん教えて行きたいと思っています!

「すにっぷすいすいって何?」のご説明はこちらにあります。
http://www.rizo.co.jp/SNPs-ici.html

○リーゾのお米「コシヒカリつくば黒1号」がようやく商品の形になりました。
とはいえ今年は収穫量が少ないので、Facebook友達限定でお分けしています。
おかげさまで、高いにも関らずたいへん好評です。さらに上記の通り、パッケ
ージデザインがNHKの人気番組で、一瞬ながら全国放送されるという幸運もあり
ました。意外と縁起のよいお米かも? 

マクロビオティクス等、健康志向の方向けの玄米ですが、食べてみたい方は直
接ご連絡ください(HP上ではだいたいいつも「完売」になってます)。
 
○最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも、リーゾと
すいすい通信を、よろしくお願いいたします。
                               (も)




すいすい通信は、「株式会社リーゾ」のお客様、および関係者の皆様にお送り
しています。この号は369名様に配信しました。
お知り合いで、「すいすい通信」の配信を承認していただける方がいらっしゃ
いましたら、ぜひご紹介くださいますよう、お願いいたします。



【すいすい通信】

発 行 日:月1回・第1水曜日(予定)
発行開始日:2011年4月7日

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info*rizo.co.jp

【発行元】

株式会社リーゾ
〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-9-2-B201
TEL:029-852-9351 FAX:020-4623-5611
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