すいすい通信 vol.151 2023年10月号

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☆ すいすい通信 ☆ vol.151 2023年10月4日配信
 
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こんにちは。リーゾの門奈です。
今月の「すいすい通信」をお届けいたします。


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・特集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交配袋の季節
・零細起業のあれこれ・・・・・・・フェス出店でまなんだこと
・コーヒーブレイク・・・・・・・・・・・・ニース風オムレツ
・リーゾからのお知らせ


■ 特 集 ━━━━━━━・・・・‥‥‥………………………

交配袋の季節

いろいろな植物種のご研究において、
開花後の人工授粉や純系維持にご利用いただいている
リーゾの交配袋。
定番品は8種類ありますが、
ご研究対象の植物種や、ご研究の目的、
さらには研究者さんの好みで、
様々なサイズや形状のものを、
特注品としてお作りしてきました。

タイトルに「交配袋の季節」と書きましたが、
実際には植物が違えば開花期も違うし、
同じ植物でも育て方によって変わってくるので、
交配袋が特にたくさん必要な時期というのはありません。

でも、なぜか年度後半から年末、さらに年度末にかけて、
交配袋のご注文がラッシュになる傾向があります
(おそらく、公的機関の研究予算の消化ペースと
関係があるのではないかと思います)。

リーゾの交配袋は、もともとはひとりの
ムギ研究者さんからのご相談に応じる形で作り始めました。
平均孔径が小さく、通気性と透光性がよく、軽く、
ポリシーラーで接着できるという条件を満たす
国産の機能性不織布を探して取り寄せ、
ご希望のサイズでお作りしました。

その時は1回限りのつもりでしたが、
その後も繰り返しご利用いただけて、
美食同玄米の育種にも使えるようイネサイズを作り、
ソルガムの研究者さんの目に留まって、
大きめのソルガムサイズを作るように。

その後、いろいろなサイズを特注で作るようになり、
今に至っています。
ご参考までに、特注品で最小のものは「シバ用」の2×8cm、
最大のものは、イネを株ごと覆うための52×85cmです。

さらに「もっと軽くて薄いものが欲しい」という声を受けて、
半分の厚みの「薄手」を導入。
さらに薄い「極薄」に挑戦したこともありました。

続いて「中が見える仕様にして欲しい」という声を受けて
「窓付き」「半分透明」も作るようになりました。

交配ではなく「催芽に使いたい」とのことで、
6cm角の部屋が10個つながった形状の催芽袋も作りました。

機能性不織布ではなく、グラシン紙で作ってほしいという
ご要望にもお応えしています。
主に「花粉の回収」にお使いになるようですが、
もちろん交配にも使えます
(以前は、交配袋といえばグラシン紙で自作するのが普通でした)。

作るのが大変なのであまり宣伝してませんが、
「種子袋」というものもあります。
貴重な研究材料である種子を少量ずつ、
超長期間保存するためのもので、
中性紙であるトレーシングペーパーと、
製本職人が使うでんぷん糊ベースの「糊ボンド」を採用し、
やはり手作りしています
(一応100年もつ袋のつもりですが、
確認するまで生きていられないのが残念・・・)。

ちなみにリーゾでは全員で交配袋製作をする状態を
「交配袋まつり」と呼んでます。
同じ動作をえんえんと繰り返すのは、
身体的にも精神的にもつらくなりがちなので、
せめて気持ちだけでも楽しくやろうという、
まあ悪あがきなのですが、意外と効きます。

なんて書くと、優しいお客様には
『超零細のリーゾに、こんなに注文したら悪いのではないか』
と感じさせてしまうかもしれませんが、そのご心配は要りません。

実は、忙しすぎてピンチのときは、
外部の助っ人を頼める体制ができています
(実験補助セミナーで培った人脈、さまさまです)。
久々に、情報交換しながら作業するひとときを持てることも
楽しみのうちですので、どうぞ遠慮なく、
ご研究に必要なだけ、ご利用ください。

交配袋のウェブサイトはこちら

https://rizo.co.jp/crossingbag.html


■ 零細起業のあれこれ  ━━━━━・・・・・・・‥‥………

フェス出店でまなんだこと

9月23日(祝)、つくば駅徒歩5分にある「大清水公園」で
開催された「ワニナルフェスvol.1」に、出展しました。

「ワニナルフェス」というのは、
つくば市とその近郊の農業者を中心に、美味しいもの、
スポーツ、楽しいことで地域が「輪になる」を
コンセプトとしたマルシェイベントです。

リーゾのお店の出し物は、本業のご研究お手伝いビジネスでも、
子供むけ実験キットでも、美食同玄米ですらなく、
イネ育成用の温室で飼っている「メダカ」。

いや、零細バイオベンチャーとしては、
最近ブームのメダカを、リーゾなりに提供できないか?
という実験でもありまして、

・・・というのは嘘で、正直、ほぼ趣味です。

メダカといえばメダカすくい。
でも、ありきたりのメダカすくいでは
差別化できないし面白くもない。
少しはバイオベンチャーらしさ、
つくばらしさを出したいなということで、
『いろいろ学べるメダカすくい』
としました。

何が学べるのかというと、ざっくり3つ、
1.上手なすくい方
2.オスメス判定法
3.上手な飼い方
以上です。

まずは上手なすくい方を教えて、普通のポイで挑戦してもらい、
1匹もすくえない場合は秘密兵器の「やぶれないポイ」で、
1匹すくえるまで再挑戦してもらいます。

すくえたところで、横見用の容器に移して横から観察。
ヒントを図示したボードと見比べながら
オスメス判定してもらいます。

最後に、小さな生態系を作って上手に飼う方法を伝え、
縁あってすくえたメダカと、おまけのミナミヌマエビ、
巻貝(レッドラムズホーン)と水草とを、
手提げ袋に入れて渡して終了です。

もうひとつは、「ミニアクアリウムづくり」。
PET素材のコンテナに、ソイルと牡蠣殻、
水草を入れて小さな生態系を作り、
お持ち帰りいただく、というものです。

住人としてペアのメダカ、
掃除係としてエビ2匹と巻貝1匹がついています。
水草はアナカリス(4本をろ過材にさしてアレンジ)と、
産卵床にもなるウィローモスをプラスしてます。

水換えが不要で水質維持できる原理と作り方、
その後の扱い方を教えることで、
生態系のバランスで環境が成り立っていることを実感して、
毎日観察してもらえて、
ひいては理系への興味にもつながれば・・・
と願っての企画です。

では、今回の成果と、学んだことのご報告です。

・テスト開催の意味は絶大
実はフェス参加を決めてから、
小スケールでのテスト開催を3回行い、
試行錯誤と微調整を行ってきました。

また、スクリプトを用意して、
誰でも同じクオリティで接客できるようにしました。
おかげで本番はスムーズ、
しかも店番交代できてらくちんに開催できました。

・横のつながりが財産
ワニナルフェス参加に至るまでの経緯は、
はしょって言えば美食同玄米がつなげてくれたご縁です。
主催者との、また他の参加者との有機的なつながりが
できていたおかげで、初めてでも安心して、
楽しく参加することができました。
さらに、フェスで得た横のつながりが、
新たな財産になっていきそうです。

・何が受けるのかは予測不能だったりする
きちんと準備して臨んだミニアクアリウムづくりと
メダカすくいもそれなりに売れましたが、
当日思いつきで、おまけで投入した
「ミナミヌマエビすくい(10匹100円)」
が一番人気で、数百匹いたのが完売しました。
数えるのが面倒で、自分ですくってもらうことにしたのが、
子供に大うけでした。

・天候はどうしようもない
直前までの猛暑が一転、設営時には冷たい雨が・・・。
幸い10時頃にはやみ、
暑すぎず気持ちの良い天候になりましたが、
雨が続いていたらお客さんゼロもあり得ました。
屋外のフェスでは、天候問題とどう折り合いをつけるかは
難しい課題です。

・伝わりやすいコンセプトも大事
今回はサービス名、ポスター、飾りつけなどで、
「子供&子連れの親向け」というターゲット設定の
一貫性を持たせられたことがよかったように感じました。
万人受けを狙うより、ターゲットを絞った方が
安心して利用してもらえる、というのはありそうです。

・そんなに儲からない
1日の売上は2万円強。
出店料、スタッフの人件費と原価を引くと、
自分の人件費は出ません。
多くの出店者がワンオペしているのはこのためか!
と納得できます。
複数名の方が楽しいけれど、
ワンオペでないと商売としては成り立たない。
厳しいところです。

・とはいえアイデア次第(たぶん)
エビすくいの例のように、
「店側の負担<<顧客満足」となる商品を見つけることで、
小さな労力で利益を出す道はある気がします
(こういうこと考えるのは大好き)。

イベント出店は、立地・天候・当日の雰囲気・
周囲のお店とのかねあい・客層など、
さまざまな不確定要因を想定して
商品とお店作りを考えねばならないたいへんな仕事で、
飲食店経営と同様、総合芸術に近いのではと感じています。

それだけにとても面白いので、
これからも(本業に影響しない範囲で)
やっていきたいと、ひそかに次回案を温めています。

ワニナルフェスについてはこちら
https://waninaru-project.com/waninaru-fes/


■ コーヒーブレイク━━━━━・・・・・‥‥‥…

ニース風オムレツ

『コーヒーブレイクのネタがないんだけど、
今の時期におすすめのおいしい料理とかない?』
とリーゾスタッフに相談したところ、すごく簡単で、
「材料から想像する味をはるかに超えるおいしさ」
の逸品を教えてもらえました。

それは「ジャガイモとナスが主役のオムレツ」。

・・・ほら、おいしさが想像できないでしょう?

でも本当においしくて子供たちにも大好評、
家を出る息子さんに作り方を教えてくれと頼まれたほどだと
力説され、興味深々でさっそく家で作ったところ、
確かに!想像を超えたおいしさで驚きました。

ということで、皆様にもその感動を味わっていただきたく、
シェアします。

まず材料は、卵、ナス、ジャガイモ、アンチョビ、
ドライトマト、ニンニク、バター、
あればプロバンスミックス(ドライハーブ)、
あとは塩とコショウくらいです。

次に作り方です。

・ジャガイモ1個はレンチン後スライスして
バターを塗ったスキレットで焼いて取り出す。
・ナス1本はスライス、水洗い後、
スキレットで同様に焼いて取り出す。
・卵4個は解きほぐして牛乳適量と塩コショウを混ぜる。
・スキレットにバターを溶かし、
スライスしたニンニクを焼いて香りを移す
(ニンニクは取り出す)。
・スキレットに卵を流し込んで
半熟まで焼いたところにジャガイモとナスを並べ、
アンチョビとドライトマト適量をちぎって乗せる。
・ハーブ(あればプロバンスミックス)をふりかけ、
魚焼きグリルで軽く焼いて出来上がり。

我が家ではスキレットと魚焼きグリルを使って
手抜き調理していますが、フライパンで焼いて、
グラタン皿に移してオーブンで仕上げるのもOK
(そっちが王道かも)。

ところでこのオムレツのどこが「ニース風」なんだろう?
と思って調べたところ、
トマト、オリーブ、アンチョビなどを使う
ニース風サラダが有名で、
アンチョビつながりでニース風なのかな?と思いました。
フランス料理として無名なのは、
まったくの家庭料理だから、だそうです。

ということでついでにニース風サラダも。

材料は、卵、ジャガイモ、インゲン(すべてゆでたもの)、
レタス、トマト、ブラックオリーブ。
オリーブオイル、ワインビネガー、おろしニンニクと、
「アンチョビ」を混ぜたドレッシングであえてできあがりです。

野菜は冷蔵庫にあるもので適宜代用しても良いですし、
アンチョビの代わりにツナ缶を使ったレシピもありました
(なんか違う気もしますが・・・これはこれで美味しそう!)。

アンチョビの旨味で食欲が出て、
ジャガイモとゆで卵で炭水化物とタンパク質もばっちり。
軽食代わりのパワーサラダになりそうです。

しつこいですが、材料と作り方からは想像できない
おいしさですよ。
騙されたと思ってぜひお試しを!


■ リーゾからのお知らせ  ━━━━━・・・・・・・‥‥……

〇実験補助セミナーについて

9月20日日(水)10時~、
「緩衝液の役割と調製法」を行いました。

次回は10月18日(水)、
「無菌操作」を行います(満席です)。

詳細はこちらです。
https://rizo.co.jp/seminer.html


〇交配袋のご注文について

「特集」でも言及しておりますが、
年度後半から年度末にかけて、交配袋の大量注文が多数入り、
納品をお待たせすることが多くなります。
できるだけ早めのご注文にご協力いただければ幸いです。


■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━・・・・‥‥‥…

○オムレツで思い出したのが、
某クイズ番組でちらりと見た「TKGY」。
卵かけご飯(TKG)焼き(Y)です。
卵かけご飯をよく混ぜて、フライパンに流し込み、
表裏を焼いてできあがり。
見た目はお好み焼きで味は炒飯。
たぶん想像するよりずっと美味しいです。
こちらもお試しを。

○リーゾ前の花壇に植えているマリーゴールド。
花が散ってから葉だけが茂り、
もう終わりなら抜こうかと思っていたら、
蕾がつき始め、2度目の満開に!
開花期は4月~12月とされていますが、
8月は暑すぎてお休みしていたのかな・・・。
人間も、夏の疲れを癒してさわやかに復活したいものです。

○まさかの種籾取り忘れから2年。
再起をかけて、今期作付けした美食同玄米の田んぼが
黄金色に実り始めました。
最大の特徴である黒い色が乗るまで時間がかかるため、
収穫はできる限り遅くとお願いしています。
収穫されたら、それはそれで大変なのですが、
ひさびさの米しごと再開が楽しみです。

○最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもリーゾとすいすい通信を
どうぞよろしくお願いいたします。


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すいすい通信は、「株式会社リーゾ」のお客様、
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【すいすい通信】

 発 行 日:月1回・第1水曜日(予定)
 発行開始日:2011年4月7日

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